あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第11回)--社労士目指して公共職業訓練を開始
2004年9月1日、「ビジネス法務・社会保険労務科」の委託公共職業訓練が始まりました。生徒は総勢36人。若干、女性の比率が高かったものの、20代の若年層から40~50代の熟年層までバランスよく構成されていました。そして受講応募者はかなり多かったと聞き、なんとか選考を通過できたことに胸をなでおろしました。
というのも、私の失業保険は9月3日が期限で、もし訓練の開始日がそれより遅くなってしまうと、基本手当の延長はできなかったからです。まさに駆け込みで受給延長というラッキーな結果となりました。
個性あふれるクラスメートたち
教室で私の席は前から3番目で、隣の席は30代半ばの快活な女性でした。休み中は元気なのですが「おしゃべりと料理は得意だけど、法律はちょっと苦手なの」と、授業中はついコックリ。それでも頑張って毎日出席していました。
すぐ後ろの席には、私と同じく行政書士を目指している20代の清楚で、はかなげな女性。彼女の一挙一動が愛らしくて、クラス男性の注目の的でした。席が自由になるコンピュータの教室では、彼女の隣の席を皆で争っていました。
さらに後ろには小学生の娘を学校に送り出してから、自分も登校する30代後半のシングルマザー。彼女も宅建試験を目指して頑張っていました。
一番前の席には社労士受験経験のある30代の男性。コンピュータオタクでもある彼は、勉強の理解度はクラス一番でしたが、遅刻常習犯で物議をかもしたりしていました。
そして一番後ろには、子どもが生まれたばかりという40代の男性。失業で肩身が狭いらしく、赤ちゃんだけが癒しで、「かわいいでしょ」と写真を皆に見せて回っていました。