大学入試もいよいよ4技能外部試験導入に動き出す
安河内:文部科学省(以下、文科省)の「英語教育の在り方に関する有識者会議」では本当にお疲れさまでした。英語の大学入試の4技能協議会の設置も着々と進んでいるようですし、英語教育には定評のある立教大学でも4技能の波はきっといち早くやって来るのでしょうね。
松本:平成28(2016)年2月実施の一般入試の一部で4技能外部試験を導入する方向で検討しています。
安河内:もう公表されているのですか?
松本:正式にはまだです。
安河内:TOEFL iBT(Internet-Based Testing)、IELTS(International English Language Testing System)、TEAP(Test of English for Academic Purposes)、GTEC CBT(Global Test of English Communication Computer Based Testing)と、4技能型の試験が全部換算できる形ですか?
松本:はい、その方向で検討中です。
安河内:すばらしいですね!
筑波大学も英語の4技能の外部テストの成績を選考材料に利用することを、早ければ2016年の一般入試から開始するとしています。2017年にはセンター2次試験を廃止し、4技能試験に統合するという動きもあるようです。
松本:筑波大学はGTEC CBTでしたっけ?
安河内:いえ、IELTS、TEAP、GTEC CBTなど複数の4技能テストの導入を検討しているようです。どのテストが採用されるにしても、2~3技能のものは入れず、4技能テストに絞っている点は評価できるのはないでしょうか。同じ資格試験によるみなし満点でも、2技能のTOEIC試験を採用する大学もあるそうで、 それはちょっと残念に思っているんです。
松本:そうですか。みなし満点はTOEICの何点に設定しているのでしょうか?
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