医療ドラマの登場人物「5タイプ」しかない理由 とかく「金に汚い医師」はひどい末路に陥りがち

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
タイプ2:冷静沈着型

何が起きても、冷静沈着に治療へあたる優秀な医者ですが、患者や同僚にとっては付き合いにくい面もあるタイプ。これは、先ほどの熱血型医師にも当てはまる要素ですが、サブキャラとして登場することも多いですね。

例えば、『TOKYO MER』での音羽尚(賀来賢人)。厚生労働省の役人であり、優秀な医師でもありますが、MER(緊急救命医療チーム)そのものの解体をもくろんでいて、チームとは距離を置いていました。

『救命病棟24時』第4シリーズに登場した、澤井悦司医局長(ユースケ・サンタマリア)も同様。アメリカで救命救急を学んだ敏腕医師で、日本の医療現場にはつねに懐疑的なポジションを取り、進藤ともしばしば意見の対立がありました。

『医龍』第1シリーズの頃の加藤晶(稲森いずみ)もこのタイプですかね。教授のイスを貪欲に狙っている野心家でしたし。

彼らは皆、優秀な技術を持つがゆえ、熱血タイプの主人公に一目置かれていますが、当初は一定の距離を保っています。それが次第に主人公の理念に共感していくというパターンがほとんどです。

中には「金に汚い医者」も

タイプ3:強欲型

“医は算術”という考えの下、お金や権力に固執して行動する医師たちで、『ドクターX』に登場する城之内博美(内田有紀)以外の医者はほとんど、このタイプでしょう。

『DCOTORS~最強の名医』シリーズ(テレビ朝日系)の森山卓(高嶋政伸)なども、かなりの強欲型で、お金や地位で患者を選んだりしていましたね。その典型とも言えるのが、『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)の司馬江太郎(織田裕二)。「医療は儲かる商売で、患者は商品みたいなもの」と言い切っていましたから。

そのほか、「大学病院はトライアルが大切で、重症患者はモルモットみたいなもの」と言い放ち、製薬会社から高額なワイロを受け取っていた『私の運命』(TBS系)の片桐俊太郎(佐野史郎)なんて、かなり凄い医者もいましたっけ。

彼らのルーツは、「患者よりも教授のイス」だった『白い巨塔』の財前五郎で間違いないでしょう。マァ、司馬や片桐、財前などは劇中で死んでしまいますし、“ドラマのルール”として、最後にイタい目に遭う宿命も背負っている“反面医師”でもありますが……。

次ページ気になるタイプ4と5は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事