医療ドラマの登場人物「5タイプ」しかない理由 とかく「金に汚い医師」はひどい末路に陥りがち

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医療ドラマに出てくる登場人物は「5つのタイプ」に大別できます(写真:Andrei_R/PIXTA)

今クールの『ドクターX〜外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)、『ラジエーションハウスⅡ〜放射線科の診断レポート』(フジテレビ系)、前クールでも『TOKYO MER〜走る緊急救命室』(TBS系)、『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)などなど、1クールに2〜3本のペースで量産される医療系ドラマ。

以前も書かせていただきましたが、筆者が調べてみた結果、連続ドラマにおける医療系ドラマは21世紀以降、全体の8.7%にも及び、警察官・会社員に次いで、ドラマへ頻繁に登場してくる職業でもあります。特に最近は、コロナ禍によって医療従事者への視線が熱くなっていることも反映してか、医療ドラマが増えていることもあるのでしょう。

そんな医療ドラマに出てくる「お医者さん」を、タイプ別に分類してみようというのが今回の試み。あくまでも筆者の独断による分類ですが……、コレが実は5タイプしか思いつきません!

医療ドラマの医者、どんな人間が多いのか?

タイプ1:熱血型

どれだけ難しい病気だろうが、どんなに困難な状況だろうが、「必ず命を救ってみせる」という強い信念の下、治療に当たる猪突猛進な熱血型。前回も言及させていただきましたが、これが最もドラマの主人公にふさわしいタイプの医者ですよね。

例を挙げれば、治すためなら病院のルールやヒエラルキーはお構いなしな、『ドクターX』の大門未知子(米倉涼子)は典型的。『TOKYO MER』の喜多見幸太(鈴木亮平)も同様。レスキュー隊や危機管理対策室などが止めても、危険な現場へ赴き、患者を治療していました。

『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)の進藤一生(江口洋介)も、『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ(フジテレビ系)の朝田龍太郎(坂口憲二)も、『最上の命医』(テレビ東京系)の西條命(斎藤工)も皆、大門や喜多見ほどではないものの、かなり強引な手段で周囲をねじ伏せ、治療に当たっていました。

そんな彼らには共通している点が! それは、壮絶な過去や、怪しい疑念を持たれていることです。『ドクターX』の第1シリーズで大門未知子は、かつてキューバでマフィアの手術を行ったりと闇医者として活動していたのでは?という疑念を持たれ、雑誌の記者に付きまとわれていました(タイトルの『ドクターX』はコレに由来)。

『TOKYO MER』の喜多見幸太の場合は、子どもの頃、アメリカでの銃乱射事件で両親を亡くしているという暗い過去に加え、テロ組織との関係を疑われ、警視庁公安部にマークされていましたし、『医龍』の朝田龍太郎は、上司との軋轢から一時、医学界から追放された過去が……。『救命病棟24時』の進藤一生は妻が植物状態で長期入院中でしたし、『最上の命医』の西條命は自らがステージⅣの肝臓がんに冒されていました。

制作する側からしたら熱血型には「熱血となった理由」を持たせたいということなんでしょうね。

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