データで判明「TV揺るがすサブスクの脅威」の本質 約100万台の視聴ログで分析する民放への影響
有料動画配信が広告付き無料放送に与える影響
近年、テレビ受像機をインターネットに接続し、YouTube(ユーチューブ)やNetflix(ネットフリックス)といった動画配信サービスを視聴する行為が普及していることが注目されている。
8月25日配信の記事(「データが証明「YouTubeに食われる放送局」の実態」)ではスマートテレビ約100万台の視聴ログを分析し、スマートテレビでのアプリの視聴はテレビの電源が入っている時間の約20%にも達しており、一部の時間帯ではユーチューブがほかのどの放送局よりも高い利用率となっている実態を見た。
本稿は同じスマートテレビ約100万台の視聴ログの分析から、スマートテレビにおいて同じく普及が進んでいるネットフリックス、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)、Hulu(フールー)といった有料動画配信サービスに着目しながら、これらのサービスの普及が「広告付き無料放送」という多くの民間放送局の収益基盤であるビジネスモデルに与える影響を見ていく。
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