婚活は生活圏内での結婚とは違う
何度もこの連載で述べてきたが、“生活圏内の結婚“と“婚活の結婚“は、性質が大きく違う。生活圏内での結婚は、自分が生活している範囲内(会社や趣味のサークルなど)に異性がいて、そこで自然なコミュニケーションを取っているうちに、相手を異性として意識し好きになる気持ちが芽生え、どこかのきっかけで「僕ら付き合おうか?」というフックがあって、恋人同士になる。
そして、そこから恋人同士の時間を重ね、結婚への気持ちが育ったところで結婚となる。つまり、いつも気持ちが先行して、恋人同士や結婚という形になっていくのだ。
ところが、婚活の場合は、それまでまったく面識のなかった2人が、プロフィールの条件や写真を見て、“この人となら結婚を考えることができるかもしれない“と思い、お見合いという形で出会う。1時間程度のお見合いをして、好印象を抱けば交際に入り、2人は結婚に向かって歩き出す。
しかし、その時点ではまだお互いの人柄も十分にわかっていないし、相手を好きだという気持ちも育っていない。なので、結婚までたどりつくには人柄を知り、気持ちを育てていかないといけない。
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