マスク着用で泥仕合の人々に多分見えてない真実 自己中心的な思考が未来の私たちに襲い掛かる

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マスク着用はもともと公衆衛生に対する義務感に強く促されたものではないからこそ(写真:geargodz/PIXTA)

マスク着用をめぐってまたもや論争が再燃している。日に日に感染者数が減少していく中で、ワクチンを2回接種済みの国民が6割に迫り、気の緩みも出てきていることから、マスクをしない人が目立ってきたからだ。

感覚過敏や皮膚・呼吸器の病気などのさまざまな健康上の理由でマスクを着用することがそもそも難しいという人は一定数いて、それらの方々に対する世間的な理解や配慮は欠かすことができない。ただ、ここ最近話題になったニュースなどを見ると、健康上の理由などとは関係ない人々がマスクを外していることが、関心の的になっているようである。

ワクチン2回接種しても感染は避けられない

これは、実のところ「他人のことなどどうでもよい」と考える少数派の利己的な振る舞い以上の問題を孕んでいる。現状では、たとえワクチンを2回接種している人でも感染は避けられず、「ブレイクスルー感染」によるクラスター発生も相次いでおり、容態が悪化して肺炎になった例も報じられている。けれども、緊急事態宣言が解除され、行動制限が緩和され、飲食店に人が溢れ返るようになれば、人々の危機意識が薄れてしまうことは否めない。

この冬に襲来するとみられる「第6波」を抑え込むためにも、引き続きこれまでと同様の感染症対策が求められることに変わりはないのだが、長期間にわたるニューノーマルの反動のためか自己本位的な言動が、各地でさまざまなトラブルを引き起こしかねない。

コラムニストの木村隆志氏は、東洋経済オンラインの9月25日付の記事(「マスクしない人」を避けたほうがいい本当の理由)で、「今さしたる理由がなく、マスクをつけていない人は、単に利己的なだけでなく、『ふだんから周囲に何らかの負担をかけているタイプの可能性が高い』」と述べ、「コロナ感染はもちろん、その他のリスクを踏まえても、物理的な距離を取っておいたほうがいい人物」と評したが、これは一部の例外はあるにしてもかなり的を射た指摘である。

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