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厳しい「しつけ」で子どものやる気を奪う親の盲点 「しつけ」と「押しつけ」の決定的な違い

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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以上をまとめると次のようになります。

【しつけの場合】

自然といつの間にかやってしまっている状態が作られているため、とくに嫌悪感というネガティブな感情はあまり出てきません。目の前のことをやらせるよりも、やるようになるための生活全般のリズムを作るというプロセスのほうを重視しています。もし、うまくいかなければ、また修正して新しいリズム作りをしていきます。

【押しつけの場合】

無理矢理やらせられ、子どもの感情、感覚が無視される傾向にある状態。特徴として、すぐ結果を求めるということがあります。また、「押しつけ」のときに使われる典型的な言葉として、「きちんとしなさい!」「ちゃんとしなさい!」「早くしなさい!」「勉強しなさい!」等があります。

しつけ、押しつけにもバランスがある

ここで最後に大切なお話があります。

これまでの話を聞くと、自分がやっていることは「押しつけばかり」「もうやらないようにしないと」と思った方もいるかもしれません。しかし、実際の生活では、100%理想的な形にするというのも現実的ではありません。

「早くしなさい!」という言葉は、日々つい使うでしょうし、「宿題やったの!」など頻繁に口にしているかもしれません。そのたびに「また押しつけをしてしまった」と後悔する必要はありません。

「しつけ:押しつけ」は100:0にするものではなく、70:30や80:20と、押しつけのほうが全体的に少なく、「徐々に押しつけが減っていけばいい」という程度に考えるほうが結果としてうまくいくように思います。以上、参考にしていただければ幸いです。

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