東京オリンピックが終わり、8月下旬からはパラリンピックの開催が予定されている一方、東京をはじめ多くの地域で新型コロナウイルスの感染拡大も続いています。感染自体もそうですが、通勤や外出を控えることで、いわゆる「コロナ太り」など、コロナにまつわる心身の不調に悩んでいる方も少なくないようです。
オリンピックとコロナ、どちらにも「健康」がキーワードとして密接に関わっていることを感じながら日々のニュースを見ています。また、それぞれが人生後半をどう生きるか、というこの連載「人生後半のトリセツ」の観点でいうと、健康こそ「資産」なのだと感じています。つまり、心身の健康がなければ、働いてお金を稼ぐことに制約を受けますし、そのお金を増やすこともしかり、だと思うのです。
最近は、特に若い人たちの間で「FIRE」と呼ばれる早期に経済的自立を果たして早くにリタイヤする考え方が注目を浴びていますが、それもやはり健康という資産が前提になければなかなか果たしえないことです。
健康を維持するために必要な2つのこと
では、この健康という資産をどのように形成し、そして運用・活用すればいいのでしょうか。
心身の健康を保つために必要な大きな要素として「運動」と「食事」があると思いますが、今回は運動について考えてみたいと思います。
健康が資産であるなら、資産は継続的に守って維持していかなければ、細ってしまったり、消えたりしてしまいます。健康を維持するということは、例えばこの夏休みの間だけ取り組めばいいというものではなく、長く継続することが非常に重要になります。
継続するのに重要なのは、①きっかけ作り、そして②習慣化です。
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