C+Podが型式指定車として発売されたワケ
西村:現在、国が示す超小型モビリティの枠組みには、「型式指定車」と「認定車」の2種類ありますが、C+podは型式指定車として発売されました。認定車枠を採用しなかった経緯も併せて教えてください。
谷中:C+podは、日本のどこでも使える車として誕生させました。お使いいただけるお客様のメリットを考えた結果、今回は型式指定車のほうがいいと判断し、まずは法人/自治体向けとして発売までこぎつけました。
西村:型式指定車と認定車を比較した場合、ボディサイズや定格出力などにさまざまな違いがありますね。C+podが採用した型式指定車は規定上のボディサイズ上限が全長、全幅とも小さい。一方で、認定車には定格出力に「0.6~8.0kW」と制限が付きますが、C+podの型式指定車は「0.6kW超」として、上限については既存の軽自動車と同じ考え方が採用されています。
谷中:トヨタとしてもC+podの型式指定車枠だけでなく、認定車枠での実証実験も重ねています。そのなかで、お使いいただくお客様側からはさまざまな場所に乗っていきたいとの要望が多く聞かれました。また、購入いただいた後の部品確保などにはじまる利便性や、中古車になった場合の扱いなどを考えると、C+podでは型式指定車枠が最適であると判断しました。
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