はあちゅう「自分ゴトの解決が社会のためになる」 ネオヒューマンは現代の生きるアート、希望だ
改革の物語
『ネオ・ヒューマン』を読んで、人間のサイボーグ化が、未来ではなく、リアルタイムで起きていることに驚きました。
著者のピーター・スコット-モーガンさんは、かなり画期的なことをされている、世界で唯一無二と言える存在なのに、これまであまりスポットライトが当たってこなかったことが意外です。
本書には、自己改革、社会改革、困難に打ち勝つというメッセージがあり、何よりも「改革の物語」だと思いました。
ピーターさんは、ゲイに対して非常に厳しい社会に生きてきて、「ホモセクシャリティは病だ」と言われながら、自分というものを否定され続けた方ですが、それでも、自分が生きたいように進んでいきます。
難病になっても、普通ならば希望が持てなくなるところで、逆にポジティブに考えて、自分自身を実験台にしながら進んでいきます。
死期の宣告を、「進化の機会」ととらえたとピーターさんは言っています。私が死の宣告を受けたら、そんなふうに考えられるだろうかと思いますし、数々の困難の連続こそが、彼を強くしたのではないかとも思いました。
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