「高級化粧品一式」と決別した私の肌が若返った訳

近所で入手できる「ごま油」1本で全身が潤う

そうなのだ、よくよく考えれば私がお金を稼がなきゃ幸せになれないと思い込んでいた大きな理由の一つが、この「オシャレな人に見られたい問題」だったんである。こう書いてしまうとなんとも薄っぺらい人間ぶりに我ながら驚くが、実際そうなんだから仕方ない。

オシャレとオカネはカンケイない!

そう大声で言って回りたい気分だ。

化粧品すら入らない家!?

で、今回は服ではなく、化粧品の話であります。

収納のない家に引っ越すにあたり、私が手放さざるをえなかったのは服だけではない。化粧品もほぼ全部、捨てた。

何しろ入らないのだ。服よりはよほど小さいはずの化粧品が!

いやー化粧品が入らない家なんて、あったんですね……。

これが問題の洗面台。何を置いても滑り落ちる構造なので、割れない木の器(ティッシュがわりのボロ布入れ)だけ無理矢理置いてます(写真:筆者提供)

どういうことかというと、我が家の洗面台は50年前のしろものなので、トイレのすぐ横に世界最小クラスの白い洗面台があるのみ。洗面台下の収納もないし、洗面台も「台」とはいえぬ曲線構造で上に物を置くこともできない。

当然、最初にこれを見たときはあまりのことに絶句し、それを見た不動産屋さんが慌てて「あ、化粧品はここに入ります!」と、洗面台の上の壁に取り付けてある鏡を指差したのだった。引き戸になっている鏡を開けると、あらまあなんということでしょう、鏡の裏に確かに小さな棚が!

……って、いやいやこんな奥行き5センチメートルくらいの極小スペースにいったい何が入るというんだー! ファンデーションのケースすら微妙にはみ出す。せいぜい口紅とか頬紅とか? 

いや、百歩譲ってそれは良しとしよう。元々そんなに濃い化粧をしていたわけじゃないし、会社も辞めるんだし、もうそんなに張り切って顔に色を塗らなくてもいいではないか。つまりはこれを機に、もっと「ナチュラル」な自分になっていけばいいのだ。

だが問題は、当時の我が化粧品の中で最大にかさばっていたモノどもの存在である。

あれはもう絶対に、どこをどう頑張ってもまったく置く場所がない。

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