「眠れない、食べられないのに夏太り」に注意

ぐっすり眠れないと、「脂肪分解力」が7割も減少!

 「ちょっと体調が悪くて……」「なんか最近体が……」こんな悩みを抱えているビジネスマンは多いはずだ。だが忙しい企業戦士のみなさんのこと、気軽に休暇を取得して病院で1日じっくり検査、というわけにはいかないだろう。大抵、「寝れば治る」で、放っておいてしまう人が多い。
 だが、ちょっと待ってほしい。その病気になる直前の“病気もどき”こそ体のSOS信号なのだ。この連載では看過することのできない”病気もどき”について、医療ジャーナリストの安達純子氏が解説する。

ぐっすり眠れないと、脂肪分解力が7割減に!

熱帯夜では、布団に入っても、「暑くて眠れない」といったことになりがち。エアコンを低めに設定し、ウトウトとしたものの、寒過ぎて夜中に目が覚める。再びエアコン調節をして寝ても、しばらくすると暑くて再び起きてしまう。当然のことながら寝不足。こんな状態を繰り返していると、翌日の仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすだけでなく、ふと気がつくと、お腹周りに脂肪がプヨプヨ。夏太りにまで結びつくという。寝不足で体力低下のはずが、脂肪だけはしっかりと体内に蓄積されていく。その原因とはなにか。

「ダイエット外来の寝るだけダイエット」(経済界刊)の著者で、日本肥満学会会員、佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所所長が説明する。

「寝ている間に分泌されている成長ホルモンは、一晩で約300キロカロリーの脂肪を分解します。ところが、ぐっすり眠れないと、成長ホルモンの分泌は「通常の3割」に減り、90キロカロリー程度まで脂肪を分解する能力が落ちてしまうのです。一方、真夏の外気によるストレスや寝不足は、自律神経の働きを乱します。本来、肥満細胞から分泌される『レプチン』は、交感神経の興奮と連動して、食欲の抑制や脂肪燃焼に関係していますが、自律神経が乱れると分泌量が減ってしまうのです。

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