スタバが限定フラペチーノに注力するワケ

6月は伝統のコーヒージェリー2種類で勝負

今度はコーヒージェリーが主役のフラペチーノ。2006年からは「ゼリー」ではなく「ジェリー」になった

自宅、オフィスとは異なる「サード(第3の)スペース」を提供する、というのがスターバックスが掲げているコンセプトだ。今、そこに新しい特徴が加わりつつある。食べ物のようでいて、飲み物のようでもある「サード(第3の)フード」が大当たりしているのだ。食べることも、飲むこともできる「フラペチーノ(コーヒー、ミルクなどを氷とともに攪拌した飲料)」のことだ。

スタバは6月4日、2つのデザート・フラペチーノシリーズを投入した。「マーブル キャラメル コーヒー ジェリー フラペチーノ」と「ダブル チョコレート コーヒー ジェリー フラペチーノ」(Tall:税抜き570円など)だ。広報部の万波宏司さんによると「今回も売り上げは絶好調。6月4日の発売初日からの販売は、5月発売のクッキーを上回っており、ビジネスマンなど男性客の購入が目立つ印象」という。

初登場は1999年

今回の新商品、前作、前々作のバナナまるごと、クッキーまるごとと比較すると、インパクトがない。それも、そのはず。これは同店が以前から販売している「定番」のフラペチーノだ。

スタバのコーヒージェリーフラペチーノには長い歴史がある。初登場は1999年。日本独自の夏季限定商品として「コーヒーゼリー フラペチーノ」が発売された。次は2006年で、よりアメリカっぽい発音の「コーヒージェリー フラペチーノ」に。その頃のジェリーはダイスカット状だった。ストローで吸える形になったのが2008年。以降、夏のコア商品として毎年販売されている。

歴史は古いが、毎年のようにブラッシュアップが行われてきた。今年も昨年夏のものからは進化している。

まず第一に、“コーヒーとしての本格感”を高めた。豆は店内でも販売している「エスプレッソロースト」を使用。挽き立ての豆から、今回のジェリーのために特別に開発された抽出方法で淹れたコーヒーが、キャラメルのように甘い香りとまろやかな酸味が入り混じったジェリーになる。ちなみに昨年夏のコーヒージェリーフラペチーノでは深煎りの「イタリアンロースト」を使用しており、より苦みが強いジェリーだった。

第二に、食感も変わった。ストローを通ってもしっかり塊が残る堅さになっている。ストローを通ることが可能な程度のやわらかさとの絶妙なバランスを追い求めたという。

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