このようなデメリットもあり、敬遠されがちだったLinkedInだが、Twitterに疲れたビジネスマン、Facebookに物足りなさを感じるビジネスマンにとって、現状の課題を解決する存在として認知され始めている。
「LinkedIn公式クリエイター」のひとりで、LinkedIn上でHR領域を中心に多くの情報発信をしている、アースメディアの松本淳代表によると、「LinkedInはTwitterと違って『リアル』であり、Facebookと違って『パブリック』であることが特徴だ」という。
Twitterの弱点は匿名アカウントばかりで情報に信憑性がないことであり、Facebookの弱点は知り合いだけのコミュニティーのためつながりに広がりがない点だ。それらの問題点を解消する存在が、LinkedInだと松本氏は言っている。
それでは、LinkedInでは何ができるのだろうか。できることを大きく分けると、次の3つがある。
素性がはっきりしたアカウントとつながれる
知り合いとつながりを持つだけでもいいが、LinkedInはTwitterと違い、実名や顔だし、経歴まで事細かに公開されているアカウントとつながることができる。自分にとって有益な情報を発信しているアカウントがあれば、フォローするだけでなく、つながることで直接連絡できるようになる。
素性がはっきりしたアカウントとつながれることを考えると、コロナ禍で交流会が減って新しいつながりを作ることが難しいビジネスマンにとっては、利用価値が非常に高いSNSではないだろうか。
SNSをビジネス利用している人たちの多くは「採用」もしくは「営業」を目的に利用している。中でもLinkedInは実名、顔出し、かつ経歴が事細かに記載されているため、採用活動に利用しやすいことも特徴だ。経歴を見れば、書類選考で必要な情報は手に入るし、採用要件を満たす人材には直接アプローチできることが利点だと言える。
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