堀江貴文「僕が西野亮廣さんをスゴイと思う理由」

それは才能でも努力でも、運でもない

自分の本音に嘘はつかないほうがいい、そう堀江氏が言うワケとは…?(写真提供:学研)
数々の逆風もある中、圧倒的な結果を出し続けてきた堀江貴文さん。なぜそれが可能なのでしょうか。新刊『やりきる力』より一部抜粋・再構成してお届けします。

ゲームチェンジャーが、勝利をひとり占めする

ビジネスや勉強をゲームに置き換えると、プレイヤーは、必ず勝者と敗者に分けられる。圧倒的に勝ちの多いプレイヤーのパターンは、実は決まっている。

飛び抜けた能力の持ち主? 群を抜いた努力? 運のよさ? いずれも勝者には必要な要素かもしれない。だが、勝ちをひとり占めできるのは「ゲームチェンジャー」だ。

既存のゲームの中で戦うのではなく、ルールを利用して、自分のやりたい新しいゲームを始める。そこに他のプレイヤーを参入させ、市場を広げて勝ちを独占する。プレイヤーから、ルールメイカーに“転身”する。それが、ゲームチェンジャーのスタイルだ。

最もわかりやすいゲームチェンジャーのモデルは、GAFAの創業者たちだろう。ラリー・ペイジも、スティーブ・ジョブズも、マーク・ザッカーバーグも、ジェフ・ベゾスも、自分でつくったビジネスに、数十億人ものプレイヤーを呼び込んだ。

彼らが現在、世界の資産家ランキングの上位を占めているのは、IT革命というゲームをやりきったおかげだ。世界に敷かれた新たなルールを巧みに利用して、自分でゲームを始め、一番強いポジションを総取りしたのだ。

僕の知り合いで、新しいゲームを始め、最近インパクトのある成果を上げたのが、絵本作家でタレントの西野亮廣さんだ。

自身が原作を描き、製作総指揮・脚本に関わった映画『えんとつ町のプペル』を興行的に成功させた。コロナ禍という逆境のなか、オンラインサロンの拡散力を最大限に活かし、自分たちのできる宣伝をすべてやりきって劇場にお客さんを集めた。マンガ原作ではない長編アニメが、観客動員160万人、興行収入20億円(2021年3月時点) を突破したのは、快挙と言う他ない。しかも、2021年の日本アカデミー賞・優秀アニメーション作品賞を受賞した。

彼は、作家活動を始めた当初から「ディズニーを倒したい!」と言っていた。その意気は買っていたけれど、僕は正直、大口を叩きすぎているなぁと思っていた。

次ページ「えんとつ町のプペル」を観てみたら…
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