「鬼滅」よりも感動した?
12月25日に公開になった映画『えんとつ町のプペル』を観に行きました。舞台挨拶ライブビューイングつきの回です。
正直に告白すると、ワタクシ、かなり斜に構えた状態で客席にいました。というのも、私、この映画の総指揮・脚本・原作者である西野亮廣さんが、ちょーっとばかり、苦手だったんですよね。
あ、いえ、西野さんご本人が苦手というよりは、西野さんによってくり出される、マーケティング戦略の数々にややお腹いっぱいになっておりまして。なんというか、
「初日に観に行くなんて、西野さんの手のひらの上で転がされた感あるよなあ」
という、謎の敗北感すら味わっていたのでした。まあ、手前勝手な感情です。
なので、「ちょっとやそっとのことじゃ、感動してやらないぞ」という、すごく感じの悪い観客として、映画館の椅子にどかっと座って観ていたのですが、もう、10分もしないうちに背筋が伸びまして。20分後には、完全に前のめって画面にかぶりついておりましたし、最後はもう涙なんかもにじんでおりましたよね。
エンドロールのあとには、映画では珍しく、観客から大きな拍手が起こっていました。ええ、もちろん、私もめいっぱい拍手しましたとも。
はい。もう、懺悔の気持ちも含めて、声を大にして言いたいです。大変よかった、です。
一緒に観に行った小学生の息子にいたっては、私の100倍ピュアなものですから
「ママ! 鬼滅よりも、ずっと感動したよ!」
と、目をキラキラさせておりました。
ついでに言うと、一緒に観に行った72歳の母もおおいに感銘を受けており、家に帰ってから、孫と一緒に絵本を読み直したりしていました。
もうこのあたり、まんまと映画のキャッチコピー(「大人も泣ける大ヒット絵本の映画化」)どおりの反応をしている家族でありまして、完全に西野さんの手のひらの上で踊っているわけですが。
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