「母の恋」がバッシングされなかった理由
12月19日に放送された最終回ではTwitterのトレンド1位を獲得し、直後に生配信された出演者によるアフタートークは72時間で約60万回超再生。
中高一貫校に息子を通わせる母親たちの恋を描き、「だめキュン(本当はだめだけど、キュンキュンくる)」なる言葉まで生み出された「恋する母たち」が、話題です。
折しも、筆者が昨日行った自由が丘の美容院でも「ドラマに出演した吉田羊さんの髪型にしたいというお客様が多い」とのこと。美容師さんいわく、ドラマの女優さんの髪型にしたいというオーダーがここまで多いのは、「逃げ恥」(「逃げるは恥だが役に立つ」)の石田ゆり子さん以来だと言います。
初回以降1ケタ推移だった視聴率は、最終回は10.3%に。主婦層の絶大な支持を集め、話題も尽きなかった、この「恋する母たち」。このドラマの何が、女性たちを強く引きつけたのか。そしてなにより、不倫バッシングが続くこのご時世、なぜ「母の恋」を描いたこのドラマが受け入れられたのか。
個人的には、原作からドラマに改変するにあたっての、製作陣の細心の配慮が、このドラマをセーフティーに着地させたと感じています。
というわけで、今回は、「原作とドラマ、ここが違った!」について考察してみますね(この先は、原作・ドラマともにがつっとネタバレします)。
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