石田ゆり子が「逃げ恥」抜きでも魅力あふれる訳 強さを押し出さずともほんとうの自由を感じる
インスタのフォロワー数123.5万。石田ゆり子さんは国民的スターである。
老若男女に愛されている石田さんは、おひとりさまの星でもある。「独身大物俳優最後の砦」というような言い回しがあって、それは主にイケメン系の独身男性を崇めるものだが、女性の石田ゆり子さんもまさにそれ。
2020年は、瀬戸康史さんと山本美月さん、松坂桃李さんと戸田恵梨香さんなど30代のビッグカップルが生まれ、結婚っていいよね感がたちこめるなか、いささか心許ない独身たちにとって、石田ゆり子さんはまさに最後の砦である。俳優たちが未婚でも一般人のわれわれには1ミクロンも関係もないとはいえ、ついついひとり身の俳優がいると支えにしてしまうものなのだ。
石田ゆり子さんと天海祐希さんの共通点
いま、独身女性の支え的存在の代表格は、石田ゆり子さんと天海祐希さんかと思う。頼りがいある理想の上司的な天海さん、楚々とした有能な秘書的な石田さんと、タイプは異なるものの、50代にして、風のように水のように澄んだ雰囲気が、ますます増して見えるところが共通している。あくまで勝手なイメージながら、ふたりとも、仕事にも私生活にもがむしゃらな印象がない。仮に私生活はマイペースだとしても、仕事は妥協することない職人だと思うが、いわゆる白鳥は水の下では激しく足をばたつかせていても水面上では涼しい顔をしている。そういう雰囲気がふたりにはある。
なかでも石田ゆり子さんがインスタグラムで垣間見せる猫と犬と一緒に、さりげなく上質な生活は、全部は無理でもすこしなら取り入れることができそうな気がしてしまう。フォロワー数123.5万という数値から、多くのひとの憧れ度数は推測できる。筆者も、彼女のインスタで紹介されていた、ほうじ茶とめんつゆとごま油と八角に漬け込む煮玉子のレシピを真似してみたことがあるが、彼女がインスタで提示する生活は、日常をちょっとだけ上質にする、そのさじかげんが絶妙なのである。
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