ザック教授は、「信頼」を醸成し、「オキシトシン」を高める方法として、以下の8つを推奨しています。
②難しいけれど、達成可能なチャレンジを与え、適度なストレスを誘発する
③仕事のやり方について自主裁量権を与える
④自分でやりたいと思う仕事ができるようにする
⑤広く情報を共有する
⑥意識的に関係性を強化する
⑦人格的な成長を促す
⑧(リーダーが)弱さを認め、人々に助けを乞う
これらの方策はすべて、「国のコミュニケーション」に応用ができそうですよね。結局のところ、医療体制も接種体制も防疫体制も、意思疎通や指示伝達などが機能しなければ、変わりようはないわけで、コロナ対策のすべての場面において、「戦略的なコミュニケーション」が絶対的に必要ということです。
日本人にはもっと「きっちり言語化し伝える力」が必要だ
一つひとつのパーツはいいのに、全体となるとなぜかぐだぐだ。これが日本の「あるある」です。それはそうしたパーツをつなぐ役割を果たす「コミュニケーション」が機能していないからかもしれません。
「以心伝心」「忖度」「阿吽の呼吸」といったお家芸に頼っているから、物事は進まない。この視界不良の社会においては、「きっちりと言語化し伝える」という、血のにじむ「コミュニケーションの努力」「話し方の技術」が、どのリーダーや組織にも求められている――いまのコロナ禍は、この真実を私たち日本人につきつけているのです。
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