「コロナ禍の就活に失敗する人」の5つの特徴 「とりあえず様子を見よう」では手遅れになる

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冷静に考えてもらえばわかるのだが、就活の口コミサイトというのは「ネガティブな情報の溜まり場」だ。ポジティブな口コミもないわけではないが、基本的にはネガティブな感情のはけ口として使われているケースが多い。今までに選考を受けた人や会社を退職した人が、会社のポジティブな口コミをわざわざ書き込むケースは少ないと予想できる。

少し話は変わるが、就職サービスやエージェントを探す際、口コミサイトや紹介サイトを参考にする人がいる。しかし、その中には「アフィリエイトサイト」という広告サイト(広告主がお金を払って掲載、良い情報を載せてもらうサイト)の場合がある。

このように「口コミ」によって収集できる情報には、生の貴重な情報がある一方、ネガティブな情報や中立な立場ではない人が書き込んだ情報も混ざっている可能性が十分考えられる。取り扱いには注意が必要だと言える。

口コミサイトによって行動できなくならないよう、就活生には次のようなアドバイスをしている。

・口コミでネガティブ情報を収集したら、ポジティブ情報を意図的に収集する(バランスを取る)
・社員数が多い企業はネガティブな情報が多くなることは当然なので、「口コミ数」ではなく「口コミ率(口コミ数/社員数)」で評価する
・情報収集する際は「アフィリエイト(広告)サイト」かどうかを確認する

少しくらい条件に合わなくても「受けてみる」

2. 企業選びのハードルが高く「受け惜しむ」

受ける企業を選ぶ際のハードルが高すぎる「受け惜しみ人材」も就活では失敗しやすい。私は就活サポートを行う場合、自分の仕事選びの条件の6~7割満たしていれば、その求人を受けるようアドバイスしている。条件を満たしている度合いがさらに低くても、時間に余裕があるのであれば、受けた方が良いとさえ思っている。

なぜかというと、選考を受けることには、次の2つのメリットがあるからだ。

・選考を受けることで、「選考経験値」を高めることができる(面接は練習よりも実践から学ぶことのほうがはるかに多い)
・企業ホームページや採用情報だけではわからない情報を選考時に収集できる(特に企業や働いている人の雰囲気は、実際に選考を受けないと収集しづらい)

最終的に「内定をもらえた企業」の中からしか入社企業を選べないことを考えると、条件を「十分満たす企業」だけでなく「ある程度満たす企業」も受けておいて損はない。多くの企業の選考を受けたほうが内定企業を増やすことができるし、選考中に情報収集ができることから、入社する企業を決断する際、より精度高く選ぶことができる。

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