急増した「ゴルフ始める人」悩ますマナー対処法 事前に知ってから行動すれば怖くない

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以上、プレーしているときの注意点を並べてみた。最後にハーフ(9ホール)またはスルーで18ホールを終えた後のエチケット・マナーがある。

●汚れを落としてクラブハウスへ
エアガンという圧縮空気を噴射する「銃」があるので、シューズやズボンの裾などに着いた芝や泥を落とす。特に靴底はしっかり。雨の中でのプレーだったら、レインウエアも脱ぐ。クラブハウスに汚れを持ち込まない。

どうだろう、恐れるようなことはないと思う。仕事や友人関係、普段の生活に置き換えてみるとわかるだろう。ゴルフ特有のエチケット・マナーもあるが、「一般常識があれば」という意味がわかっていただけただろうか。山本氏のいう「マナーの土台」を忘れずに。

楽しかったと思ってもらえる振る舞いをする

ゴルフ場にいって、ベテランそうな人の行動を見ておくのもいい。ただ、先述したように、エチケット・マナーには100%正解はないので、その人の行動がすべて正しいということではない。年配の人でもエチケット・マナーが悪いと思う人はいる。筆者もできているかはわからないが、大先輩の言いつけは守っている。

「これから1人予約などが増えて、知らない人と一緒に回ることも出てくると思います。楽しかったと思ってもらえる振る舞いをしましょう。『ニコニコ速く』と覚えておくといいでしょう」(山本氏)

山本氏は、初心者を教えるティーチングプロが、技術と同様にエチケット・マナーを教えていくべきと指摘する。ゴルフ場デビューへの不安は、技術が第一とは思うが、それだけではない。春シーズン、練習場で打てるようになって、エチケット・マナーのイメージがわかったら、思い切ってコースに足を運んでみてはどうだろう。あとは実体験で覚えていこう。

赤坂 厚 スポーツライター

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あかさか あつし / Atsushi Akasaka

1982年日刊スポーツ新聞社に入社し、同年からゴルフを担当。AON全盛期、岡本綾子のアメリカ女子ツアーなどを取材。カルガリー冬季五輪、プロ野球巨人、バルセロナ五輪、大相撲などを担当後、社会部でオウム事件などを取材。文化社会部、スポーツ部、東北支社でデスク、2012年に同新聞社を退社。著書に『ゴルフが消える日 至高のスポーツは「贅沢」「接待」から脱却できるか』(中央公論新社)。

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