次に、ゴルフ場にはいつまでに到着していればいいのか。
「スタート時間から逆算して、受付や着替え、練習などを考えると1時間前、朝食をとるならもう30分見ておくほうがいいでしょう」(山本氏)
ゴルフ場に着いて、クラブハウスに入るときは、帽子は脱ぐのがマナーだ。また、山本氏によると、男女一緒に行動するときに注意することがあるという。
「レストランが2階にあるなどで階段を上り下りする場合、上りは男性が女性の後ろを、下りは男性が女性の前を歩く。一般的にいうと、女性がもし階段から落ちたときに男性が支えるということです。これはゴルフのクラブハウスでも同じです」
そうそう落ちることはないと思うが、スマートそうだ。スタート時間の10分前ぐらいには、スタートホール(1番か10番)に行く。遅れが出ているときは、前の組がまだいる。そのときは普通にあいさつすればいい。
構えに入ったら静かにする
前の組でも、自分と同じ組でもそうだが、誰かがティーイングエリアでアドレス(構え)に入ったら、静かにしよう。プロの大会で「お静かに」というボードが掲げられるが、特別なことではない。自分たちのプレーでも同じだ。
いいショットを打ったら「ナイスショット」と声をかける。これは和製英語なので、英語圏の人と回るなら「Good shot」と言わないと通じないかもしれない。いいショットではなかったら適度になぐさめる、もしくは過度になぐさめるよりは、何も言わないほうがいい。ミスは本人がいちばんわかっている。一緒にため息をついてあげよう。この声掛けは、ちゃんとボールを見ていなければできないので、みんなのボールを一緒に追おう。
今のゴルフ場ではカートを使うのが一般的になってきたが、どこに座ればいいか。一般的には、立場がいちばん上の人は運転者の後ろ、次の人はその隣、いちばん下の人は助手席と言われる。
カートへのクラブの積み方も大事だ。
「できれば上級者が内側、初心者が外側のほうが、クラブを取りやすいし、取る時間も短縮できます。誰が運転するかにもよりますが、後座席の人が内側、前座席の人が外側にバッグを積んで、そのサイドの座席に座ると、カートを降りてクラブを取る時にスムーズになります。すでに積んである場合も同様です」(山本氏)
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