急増した「ゴルフ始める人」悩ますマナー対処法 事前に知ってから行動すれば怖くない

✎ 1〜 ✎ 87 ✎ 88 ✎ 89 ✎ 最新
拡大
縮小

筆者も所属する日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)会員で、ゴルフマナージャパン研究所代表の山本眞理子氏は、ゴルフのマナーについて次のようにアドバイスする。

「一般的にマナーは『相手を尊重して思いやる』が土台にあって、人間関係、その場の雰囲気をよくするためにできたものです。そのうえで、ゴルフについては『スピードと安全』のためにすべてのマナーがあります。

最初はきちんと教えてくれる、言ってくれる人を見つけたほうがいいと思います。私も最初のときは、一緒に回ってくれた先輩から厳しく言われましたね。ゴルフのマナーが分かれば、ビジネスシーンにも役立ちますし、なにより、マナーを知っている人は格好よく回れます」

「ドレスコード」はゴルフ場に確認する

では、ゴルフ場に行くため、家を出るところからシミュレーションしてみよう。よく問題になるのが「ドレスコード」だ。ゴルフ場によって服装規定がある。これは決まりごとなので、インターネットや電話などでゴルフ場に確認するしかない。

「中学・高校生でもあるまいし」「自由にやりたいのに」と思う人がいるかもしれないが、スーツを着てこい、とは言っていない。例えば、「こんなときはジーンズでは行かない」というシーンと同じと考えればいい。決まっているということは、服装に迷う必要がないということでもある。「男女共通ですが、ダークジャケット1着あればいい。羽織るだけでだいたいのことは大丈夫です」(山本氏)。シャツは襟付きのものを着る。靴は革靴であれば問題ない。

なお、夏場はジャケット不要のコースも多い。半ズボンもハイソックスを履けばだいたいのコースはOK。ドレスコードフリーのゴルフ場もある。日本の場合は「ほかのゴルフ場にあるからうちも作った」というような感じがするゴルフ場もある。ゴルフ場側でも来場者の実績や今後のターゲットなどでドレスコードを考えたほうが、新たな人を呼びやすいと思う。

次ページゴルフ場には何時に行けばいい?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT