コロナで追い風「ゴルフに若者急増」が映す課題 人気を定着させていくためにすべきことは?

✎ 1〜 ✎ 86 ✎ 87 ✎ 88 ✎ 最新
拡大
縮小
初心者にはコースデビューするハードルが高く感じる(写真提供:マグレガーCC)
この記事の画像を見る(4枚)

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が、首都圏を除く6府県で2月28日に解除され、3月7日には首都圏の1都3県も解除される見通しになった。自粛要請されていた県をまたぐ移動ができるようになるので、ゴルフに行く人も多くなるのだろう。

前回(人気復調?「ゴルフ練習場に若者増」の驚く実態)は、練習場でゴルフを始める若い層が増えてきているという話を紹介した。続けてみようという人は、次に「コースデビュー」というステップに行きたくなる。

ただ、いきなりコースに出ることに不安な方もいるだろう。ゴルフはルールやマナーにうるさいというイメージがある。

マットと天然芝では大きな違い

たびたび書いているが、ルールやマナーはプライベートでプレーする分には、危険なことや進行を遅らせること以外は「一般常識をもって」やれば、そう問題は起きない。

それよりも、練習場で打っているマットと、コースの芝では大きな違いがあり、その対応のほうが苦労する。

マットの上だと、ボールより地面を先にたたく「ダフリ」をしても硬いマットの表面をクラブヘッドが滑ってくれるので、ある程度は前に飛んでいくが、芝は許してくれない。地面を深く掘って、ボールがまったく飛ばない、ボールまでクラブヘッドが届かない、ということがまま起きる。

「コースデビュー」の前に、そんなゴルフ場の芝を体験する「プレデビュー」をしてみるのも、その先に進むには効果的だと思う。

次ページ「練習専用コース」を持つゴルフ場がある
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT