コロナで追い風「ゴルフに若者急増」が映す課題 人気を定着させていくためにすべきことは?

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千葉県のマグレガーCCに取材を兼ねて行った際に「練習専用ホール」のことを聞いた。ホール数は2ホールで、もちろん天然芝だ。

1ホール目は260ヤードで、7人が同時に打てるティーイングエリア(旧ティーグラウンド)がある。アプローチグリーン、チッピンググリーン、バンカーを備えているので、通常のゴルフ場の縮図になっている。2ホール目は120ヤードで、いわゆるショートホール。こちらは4人同時に打てるティーイングエリアとアプローチグリーンがある。

マクレガーCCの練習専用ホール。天然芝の感覚をつかめる(写真提供:マクレガーCC)

運営するマグレガーゴルフジャパンの松下健・企画開発部課長は言う。

「8年ほど前から練習専用として使用しています。ゴルフスクールや個人のレッスンプロがショートゲームなど実践的なレッスンの場として利用するほか、昨年夏くらいからは初心者向けスクールの利用も増え、プレーの進行を気にすることなく、コースデビューの予行演習ができる場として活用されています」

練習場でゴルフを始めた人や、ゴルフをやめていてもう1度やってみたいが感覚を忘れているという人にとっては、進行やミスショットを気にせずに自由に打てる。練習場ではなかなかできないアプローチやバンカーショット、パッティングの体験もできる。何より「芝」の感触を味わえる。

2時間単位の貸し切り制で、平日2時間1人3900円、土日祝日4900円(ともに税込み)の料金システム。スクールなどに入っていなくても個人(仲間)で利用できる。ゴルフ経験者と一緒にこうした体験をしておけば、本格的なコースデビューへの不安を減らせるだろう。

初心者にとっては河川敷のゴルフ場がいい

初心者のコースデビューをサポートするというゴルフ場は増えてきている。ネットで検索すると、そうしたサービスやプランを見つけられる。

筆者がゴルフを始めたころは「ゴルフするなら、まず河川敷だな」と先輩に言われた。河川敷のゴルフ場は、比較的距離が短く、平坦なところが多いので、初心者にとってはいいとされている。

荒川河川敷にある埼玉県の川口市浮間ゴルフ場では「コースデビュー・再挑戦お助け隊」というプランがある。これは、その日の最終スタートに、コースの職員が1人、数ホール一緒について回るというもの。

北川とも子事務局長は「手引きカートで(キャディがつかない)セルフプレーなので、手引きカートの引き方や、進行にアドバイスをしながら、ちゃんと回っていると思われるようにサポートします」と言う。

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