世界で勝負したい男、世間に羨望されたい女

W杯サッカー vs. Facebook

 女と男はなぜすれ違うのか? なぜ話が合わないのか? あの人はいったい何を考えているのか? どうしてあんなことを言ったのか? この連載では、今、職場で起きているリアルな「女と男の探り合い」を、社会心理や生声エピソードなど、さまざまな視点からひもといていきます。

 

男は世界基準を目指す

男性も女性も人の子ですから、他人から「認められたい」という欲求があります。とはいえ、どこの誰から認められたいのかは大違い。この違いが仕事への取り組み方にも表れます。

男性が「俺はまだまだ認められていない」「そろそろ認められるような仕事をしたい」と言った場合、その対象範囲はかなり広がります。

というのも、多くの男性は本気で「世界」に認められたいと思っているから。「地図に残るような仕事がしたい」「歴史に名を残したい」というのが男のロマン。海の向こうの人からも、見ず知らずの数百年後の人からも、「尊敬されたい」「『すごい』と言われたい」のです。

女性からすれば、「何を寝言言ってるの?」 とツッコみたくなるような夢見がちな発言ですが、当の本人は本当にそう思っているのだから仕方ありません。そのため男性は大きな仕事をしたがりますし、それができるなら、より重い責任を負うこともいといません。

ですから、現在、決勝トーナメントの熱戦が繰り広げられているW杯サッカーも、男性たちは特別な思いで見ています。選手たちを勝手に自分に重ね合わせて、「22歳なのに世界で認められていてすごい」「俺も最高の環境でしのぎを削り、レベルアップしたい」と、鼻息を荒くします。

そういう意味で、男性の同僚・部下を褒める場合、上司や他部署の人の名前を出して「○○さんも褒めてたよ」と付け加えるのは効果的。目の前のあなただけでなく、ほかの人や上の人からの評価も気になるのが男の性だからです。

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