50代で爆速進化する人が「1行日記」を書く理由

「意味」「気づき」を振り返ることの意義

では、どんなふうに「1行日記」を使って振り返りをしているか。それは、次のようなものです。

・やったことを書く
・それは自分にとってどんな意味があるのかを振り返る
・そうか!と気づく
・次のアクションを考える

実際には「やったこと」を1行書くだけで、あとの3つは頭の中で考えます。たとえば、こんな感じです。

・やったこと:勉強会があっていやいや参加したが、思ったよりよかった
・それは自分にとってどんな意味があるのか:同じ場でさまざまな人が意見を言うこと自体がよいことだと感じた
・気づき:自分にとって、他人の話を聞くことが大事だ!
・次のアクション:今度は別の、もっとみんなが関心があるテーマで勉強会を主催してみよう

「前向きでなかった勉強会が意外とよかった」ということだけでも、気づきがあったり、これからのテーマが見つかったりします。

忘れられない気づき

ひとつは東日本大震災です。2011年3月11日14時46分、僕は当時勤めていたプラスという会社の東池袋オフィスにいました。すさまじい揺れとともに本棚や植木がバタバタと倒れて、このままビルが倒壊するのではないか、死ぬのではないかと思いました。

プラスではオフィス用品の流通を担当しており、揺れが収まると、その日に出荷できなくなった注文の処理を行いました。それから緊急復旧チームを立ち上げて、東北に物資を送る体制をつくるとともに、商品の物流を復活させるべく尽力していきましたが、それから数日間、どんな行動をしたか、誰にメールをしてどんな指示を出したか、僕は細部に至るまで頭の中で再現することができます。

それだけ、忘れようにも忘れられない衝撃的な出来事でした。そしてそれをきっかけに、自分にとっての目指すべきリーダー像が見えてきたように思います。

こんなふうに人生を変えるような衝撃的な出来事は、誰にでも起こると思います。でも、それを唯一の成長のきっかけにするわけにもいきません。確かにこうした出来事は、結果的には成長のきっかけになりますが、「衝撃を求めて生きる」のって、何かおかしいですよね。

では、どうすればいいのでしょうか。

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