50代で爆速進化する人が「1行日記」を書く理由

「意味」「気づき」を振り返ることの意義

さまざまな気づきをもたらしてくれる「1行日記」その威力とは?(写真:utah_51/PIXTA)

「今年こそは自分を変えたい」「何か自分の道を見つけたい」という方がいるかもしれません。現・Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんは、20代のころの自分は「死んだように生きていた」そう。しかし50代の今は、2021年4月から武蔵野大学アントレプレナー学部の学部長に就任することも決まり、活動の幅を広げています。
伊藤さんが行ってきた毎日の習慣について、新刊『1行書くだけ日記』より一部抜粋してご紹介します。

僕の夜の毎日のルーチンは、「日記」+「散歩」+「瞑想」です。忙しくても必ずこれをやります。

この日記というのは、いわば「1行日記」とも呼ぶべきもので、毎日1行、その日にやったことを書いて、「その意味」「気づき」「次の行動」などを振り返るというものです。

中でも「振り返り」こそが成長に必要であり、むしろそれ以外はいらない、といえるのではないかというほど、大事にしています。

振り返りによって学びも成長も大きく変わる

たとえば、テニスなどのスポーツも、試合に出て「勝った!」「負けた!」だけで終わらせている人と、毎回その試合を振り返って、「今回はこれでうまくいかなかったから、次はこういうふうにしよう」と気づきを得て直していく習慣がある人とでは、どちらが上達のスピードは速いでしょう。もちろん後者ですね。振り返って気づいて、それを行動に移していく人は、成長が速いです。

仕事も学びも同じで、振り返ってたくさんの気づきを得て、それを次に生かしていく、ということを意図的にやっている人は、早く成長します。

Yahoo!アカデミアや僕が講師をするグロービス経営大学院でも、振り返りは奨励しています。こうした社会人向けの学校で実は重要なのは、スキルやテクニックそのものより、「振り返りの習慣」をつけることであるようにも感じます。

授業の振り返りを愚直なまでにやっていく中で「未来に向けてこうなっていかなければいけないな」と気づく人が1割程度。そうした人は、その後結果を残していく人が多いように思います。一方、振り返りの習慣がつかなかった人の中には、「スキルやテクニックは学んだけれど、どうしていいかわからない」という方もいます。

同じ経験であっても、振り返りで、「学び」も「成長」も大きく変わるのです。結局、人の成長を決めるのは、持って生まれた性質ではなく、毎日起こるさまざまな出来事を題材にして、どれだけたくさんの気づきを得られるか、その回数を重ねていけるかということなのだと思います。

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