※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
(仮名:井上さん)
「うちの子勉強しないんですけど、どうしたらするようになりますか?」「勉強はしていますが学力が上がりません」という学力に関する相談は毎年たくさんいただきます。
学力関係の相談の多くは中学生に関係するものですが、お子さんが置かれた状況を詳細に聞き、そのたびにさまざまな勉強ができるようになるためのアプローチについてお伝えしてきました。
しかし、始めにお伝えしておくと、そもそも筆者は日常生活自体を学びの構造にしてしまうことを提唱しており、親があれこれ画策して子どもに勉強させていくというあり方は推奨していません。なぜなら、これまでの数々の事例から、学びの姿勢は日常生活の中で作られると考えており、教師のように親が勉強に直接介入すると失敗し、親子関係が悪化する事例を数々見てきたからです。
しかし、そうはいうものの、まったく介入しないというわけにもいかないケースもあることでしょう。そこで今回は、「親が子どもの勉強に介入する場合」において、とくに注意しておく重要な点について取り上げたいと思います。
「学力が低迷している」場合にやりがちな3つの失敗例
はじめに「よくやってしまう失敗例」についてご紹介します。
「学力が低迷している」となると、多くの場合、次の3つのいずれかの方法をやってしまうことがあります。
2)勉強量を増やすように言う(例:「勉強もっとしなさい」などの発言)
3)精神論を言う(例:「やる気が足りない、気合が足りない、たるんでいる」などの発言)
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