すぐ改善すべき「高校受験で失敗する子」の盲点 まだ間に合う!本番で確実に点を稼ぐ勉強法

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合格点まであと一歩届かない生徒には共通点があります(写真:kou/PIXTA)
2021年の高校入試シーズンが本番を迎えています。今年はコロナ禍もあり、受験生のいる家庭では、例年以上に気をもんでいるのではないでしょうか。首都圏を中心に約300教室を展開し、『高校入試対策問題集 合格への最短完成シリーズ』を監修している大手進学塾・栄光ゼミナールの内田幸仁氏によると、「目標点に届かない」「合格点にあと一歩」といった子どもには、共通点があるといいます。今回は「気をつければ確実に点数に結び付くポイント」を内田氏に解説してもらいます。

本質まで理解しきれていない

中学生を指導していると、合格点まであと一歩届かない生徒の傾向に気がつきます。

  • 演習量が足りない

学校で習って「できるつもり」になっていても、実際に問題を解いてみると「できない」ということがあります。頭で理解したつもりになっていただけで、実際は本質まで理解しきれていないパターンです。「絶対的な勉強量が足りない」とも言えます。

高校入試は努力がものをいう勝負です。一定の演習量を確保して、基本的な問題は即座に解けるようになるまで完全に理解しなければなりません。きちんと演習をすることで「できない」問題が見えてくるので、一つひとつの「できない」問題を「できる」問題に変えていきましょう。

入試目前だからといって、基本を固めるための勉強をおろそかにしてはいけません。志望校の過去問を漫然と解いてみたり、これさえ覚えれば合格できる「必勝法」だけに飛びついたりするのではなく、自分が足りない分野を重点的に学習したり、問題集にじっくり取り組んで実力を養っていったりするといいでしょう。

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