すぐ改善すべき「高校受験で失敗する子」の盲点 まだ間に合う!本番で確実に点を稼ぐ勉強法

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  • 「解けたはずなのに……」という問題を放置する

「あいまいな知識」や「不注意」のために、正解を導けないパターンです。数学であれば、

「計算をていねいに行わなかったので貴重な得点源を失った」「公式をしっかり覚えておらず、失点をくり返した」「問題文を最後まで読まず、何をきいているのか確認せずに解答してミスをした」

などです。

定期テストや模擬試験で、この問題は解けたはずなのに……と悔しい思いをしたことがある方は多いでしょう。「本番で失点するか、しないか」の違いは、こうした問題を放っておいてしまうかどうかです。失点しがちな生徒は「面倒だから」といった理由で復習をおろそかにして、入試の本番でも「解けたのに」を繰り返してしまいます。

これを防ぐためには、日頃の演習で、「理解(わかる)→実践(できる)」を繰り返すことが重要です。間違えた問題は、解説を見て理解して、再度自分でやり直し、「理解→実践」で問題を確実なものにしていく習慣が、実力につながります。

入試直前期でも重要です。入試直前でも「穴」が見つかったなら防げます。放置せずに、本番までに少しでも多くの問題を「できる」に変えていけるといいでしょう。

基本の知識を押さえる努力を怠らない

受かる生徒には、「基本」「習慣」「戦略」の3つがあります。

①基本が確実にできている

公立高校入試の場合、難問・奇問の類は多くはなく、教科書に載っている定番と言われる問題が中心です。どの教科も教科書をよく読み、教科書の内容をしっかりと理解することが学習の基本です。

高校入試は単純な暗記だけで解ける問題ばかりではありませんが、基本となる知識がないと考えることができません。知識は思考のもととなります。英単語も歴史の年号も、まずは「絶対に出る」「誰もが知っている」ものを暗記して押さえておくことが大事です。受かる生徒はそこの努力を怠りません。

②わからない原因を突き止める習慣がある

例えば、数学は積み重ねが重要な科目です。小学1年生から高校3年生まで、12年間の算数・数学の内容は、ばらばらのものではなく、すべてつながっているものと考えたほうがいいです。

つながりの例として、中学校2年生で学ぶ「一次関数」は、小学生の「比例」から続いています。これはさらに、中学校3年生などで学習する「二次関数」へとつながっています。

「わからない」と感じるのは、その単元ではなく、もっと前に習った単元が「できる(実践)」に至っていないことが原因のひとつです。その単元だけを何度解いても苦手が解決しないことがあります。できない問題が出てきたら、前の分野に戻って復習してみるのも大事です。

  • ・基本に立ち戻ってやり直す姿勢があること
  • ・わからないところを克服する忍耐力があること

これは成績を伸ばす第一歩です。

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