お金の不安を軽くする「ざっくり家計簿」の勧め 几帳面でなくてもお金が貯まるようになる方法
それに、クレジットカードの支払いが確定するのは2カ月とか先なので、「今月Amazonでポチりまくったけど、そこは反映されないんだ……」と最初の1カ月目でちょっとしらけちゃいまして。結局、レシートを集め出した翌月には、「こんな細かいのどうでもよくね? ざっくりわかってるからいいや~」ってやめちゃいました。
なので、私がおすすめする家計簿のつけ方は、レシートをかき集めない、です。
いやいや、私みたいに引きこもりじゃないんだから、ネット以外でも大きな買い物してるよっていう意見もあると思います。それでも、レシートの大半は食費、日用品、ちょっとした娯楽費程度であることは変わりないかなと思うんですよね。これらは全体から見ると大きな支出ではない場合が多いし、正確に把握したところで削りにくかったりします。
それに、派手に遊んじゃった、買い物しまくった、とかは自覚があると思います。なので、そうしたイレギュラーな出費はしっかりと覚えておきつつも、今日からは財布のひもをかたくしばるぞ~、くらいの気持ちがあればいいかなと。
まずは固定費を把握する
では、レシートをかき集めるのをやめるとして、何をすべきか。家計簿のとりあえずの目的は、毎月必ず出ていくお金、つまり固定費を把握すること、です。これがわからないと、将来いくら必要なのかもわからないので、今月いくら使っていいのか、いくら稼げばいいのかもわかりません。
固定費とは、毎月、毎年、必ずかかるお金です。意外かもしれませんが、支出のいちばん大きい部分でもあります。なので、ひとまず固定費だけ書き出してみましょう。そして、必要のない固定費、削れる固定費はさっさと削減してみるのです。
把握のコツは、月と年で分けること。以下は私の担当編集さんの例です。
家賃 5万円
電気代 4000円
ガス代 3000円
水道代 1500円
光回線代 8000円
スマホ代(本体+通信量) 1万円
新聞代 5000円
音楽聴き放題のサブスク 1000円
動画見放題のサブスク×2 2000円
家賃の更新料 2.5万円(2年で5万円)
通販サイトの会員費 5000円
私は、フリーランスかつ実家住まいで、固定費が0円だらけになってしまうため、担当編集さんに作ってもらいました。