お金の不安を軽くする「ざっくり家計簿」の勧め 几帳面でなくてもお金が貯まるようになる方法
危ないので、たいまつに火をつけて、地図を入手して、武器と防具を装備して呪文を覚えましょう。このファンタジーの備えを現実に当てはめると、以下のようになります。
・地図を入手する = 100歳までのお金のプランを作る
・武器と防具を装備する = お金を稼ぐ力、貯める力を身に付ける
・呪文を覚える = お金を増やす力を身に付ける
ちなみに私は全身に肉を巻きつけた状態で視界ゼロのままダンジョンに挑みましたが、みなさんはそんな危険なことはしなくて大丈夫です(笑)。
今回は、フリーランスなら絶対に知っておくべきだし、会社務めの方でも知っておいて損はない、お金の心配から逃れるための方法について、たいまつに火をつけて、地図を入手するところまで解説していきます。
たいまつを持つ(家計簿をつける)
今月、自分が何にいくら使ったか、即答できますか。たぶん8割くらいの人はできないと思います。
「家賃に~万円、食費は~万円くらい……あ、でも先週飲みに行ったから~万円くらい? あとはスマホ代が~円で、~円の服を買ったのと、Amazonで水とか定期便にしてるから……だいたい~万円くらいかな。あとメルカリでバックとか売って~円儲かったから、飲み代は帳消しやな、たぶん! 税金? いくらかしらんけど給料から自動で引かれてるらしい」
昔の私もこんな感じでした。でも、これでは全然ダメです。片足、モンスターに食いちぎられますよ。
とはいえ、レシートを貯めてチマチマ家計簿つけるのも面倒ですよね。1カ月分のレシートってとんでもない量なので、目の当たりにしただけで戦意喪失します。
さらに支払手段も、現金、クレジットカード、交通系ICカード、など多種多様であり、ポイントのキャッシュバックなども考慮すると、もはや一個人の手に負えるレベルではありません。
じゃあどうすればいいのか。
家計簿をつけるにしても、完璧に1円の誤差もなく把握しようとするのはやめましょう。
私はケチなうえに完璧主義っぽい一面があるので、家計簿アプリやエクセルを使ってすべてを正確に把握しようとしたことがあります。レシートを貯めて、月末、山のように積み上がったそれをがんばって1枚ずつ登録・管理しようとしたんです。
でも、ぜんぜんダメでした。そもそもレシートとして記録が残っているのって、カフェのコーヒー代とか、コンビニで買ったお弁当代とか、こまごました数百円の支出ばかりなんですよね。その一方で、大きい無駄づかいのほとんどは、ネットショッピング。つまりレシートとして残ってない出費なんです。