「ほっこりする」「こういうの欲してた」NHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て』に癒やされる人が続出…“火曜夜の放送”が大正解だったワケ

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しあわせは食べて寝て待て
主人公(写真右、桜井ユキ)が団地の住人たちと薬膳料理を囲む様子に癒やされる(画像:NHK『しあわせは食べて寝て待て』公式サイトより)

1週間のうち、土日以外では「水曜に休みたい」と考える人が意外と多いと聞く。水・土・日の週休3日が理想だとか。とすると、火曜の夜は意外としんどい。だからなのか、火曜の夜放送のドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』(NHK、火曜22時〜)がひそかに人気である。

原作は水凪トリによる漫画で、アラフォー女性の団地暮らし、薬膳暮らしを描いたヒューマンドラマ(脚本:桑原亮子、ねじめ彩木)だ。

残り3日間、「心を整える」ためのドラマ

主人公・麦巻さとこ(桜井ユキ)は38歳。免疫系の持病(膠原病)にかかり、正社員生活を諦めることになる。デザイン事務所で週4日パートをして無理しない生活を送っていたところ、建築会社勤務時代から住んでいたおしゃれなマンションの家賃が更新を機に値上がり。生活を見直すため、築45年、家賃5万円の団地に引っ越す。

団地で出会ったのは、90歳ながら元気でおしゃれな大家の美山鈴(加賀まりこ)と、なぜか彼女と同居している薬膳に詳しい羽白司(宮沢氷魚)。2人と交流するようになった麦巻は、日々の生活に張り合いが生まれていく。

自然が多く日当たりもいい、居心地ばつぐんの団地暮らし、体にやさしい薬膳料理によって、一生つきあう持病に悩んでいた麦巻に、やわらかな光が差しこんでくる。

麦巻の言動がかなりゆったりペースで、派手なイベントが起こらないので、第1回の時点では毎回見るモチベーションが続くだろうかと思ったが、むしろこのゆったり静かなムードにハマる。

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