3位は本八幡、2位が津田沼、では1位は? 地価の高い「千葉県の住宅地」トップ207地点【2025年版】

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市川市は江戸川を挟んで東京都と接しており、「千葉都民」も多い(写真:イデア/PIXTA)

千葉ニュータウンやつくばエクスプレス沿線の開発など、東京のベッドタウンとして発展を続けている千葉県。最近では、JR京葉線のダイヤ改正が「千葉都民」を中心に騒動になったことも記憶に新しい。

こうした近年の動向は同県の住宅地の地価に何らかの影響を及ぼしたのだろうか。東洋経済オンラインでは、国土交通省がまとめた2025年1月1日時点の地価公示データを基に、1平方メートル当たりの土地の価格が高い千葉県の住宅地、約200地点をランキングにまとめた。

概観すると、1坪当たりの地価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのは1地点、150万円を超えたのが7地点だった。同じく東京のベッドタウンとしての顔を持つ埼玉県(5月3日配信)がそれぞれ4地点、11地点だったのと比べると、千葉県のほうが若干割安といえそうだ。

総武線と京葉線、優位はどちらか

県内のエリア別で目立つのは、東京に近い「県西部の地価の高さ」だ。なかでもJR総武線沿線の地点がトップ3を独占するなど、同線沿線の地点が多くランクインしていた。

個別地点に目を移すと、1位は市川市市川1丁目(最寄り駅は市川)。京成本線の市川真間駅にも近い地点だ。鑑定書には「快速停車駅『市川』駅から徒歩圏にある中高層の共同住宅・店舗等が混在する地域に存し、都心への接近性及び生活利便性に優れた分譲マンション用地は希少性を有するため、需要は旺盛」とある。

2位は、習志野市奏の杜3丁目(最寄り駅は津田沼)。鑑定書によると、「JR津田沼駅圏に開発された奏の杜地区の住宅地域で、今後とも現状である共同住宅地として推移するものと予測する。価格は、JR駅から徒歩圏内のマンション用地で需要があり、上昇傾向が続くと予測される」という。

3位は、市川市菅野2丁目(最寄り駅は本八幡)。京成本線の京成八幡駅や菅野駅にも近い。鑑定書では「戸建住宅を中心とする住宅地域として成熟しており、地域要因について格別の変動要因はない。物価上昇及び金利の行方、国際情勢等の不透明感はあるものの、地価水準は上昇傾向がしばらく続くものと予測する」としている。

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