5位が祇園四条、2位が今出川、では1位は? 地価の高い「京都府の住宅地」トップ201地点【2025年版】

日本が誇る観光地として知らぬ人のいない京都。観光客が殺到しすぎて公共交通機関がつねに混雑しているなどの問題はあるものの、近年は市街地の再開発も進み、住宅地としての魅力も高まっている。
では、そんな京都府の中でとくに人気の住宅地はどこなのか。東洋経済オンラインでは、国土交通省がまとめた2025年1月1日時点の地価公示データを基に、1平方メートル当たりの地価が高い京都府内の住宅地約200地点をランキングにまとめた。
全体を概観すると、1坪当たりの地価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのは3地点、150万円を超えたのは10地点だった。200万円を超えた地点数は、4月14日に配信したお隣の大阪府のランキングでは8地点、4月28日に配信した神奈川県のランキングでは7地点だったことから、中心部の地価上昇はこの2府県ほどは過熱していないようだ。
京都市外では長岡京市が50位にランクイン
それでは、個別地点を見ていこう。ランキング1位は、京都市上京区勘解由小路町(最寄り駅は丸太町)。近隣に京都御所や京都府庁がある、京都市の中心部だ。鑑定書には「本地域は御所西エリアに一般住宅、店舗等が見られる住宅地域であり、利便性、希少性から需要は根強い。地域要因に特段の変動要因はみられず、当面の間、現状を維持して推移するものと予測する」と書かれている。
2位は、京都市上京区小川町(最寄り駅は今出川)。こちらも1位の地点に近く、京都御所の西に位置している。鑑定書によると「駅徒歩圏内の共同住宅等が見られる住宅地域として熟成している。地域内に特段の変動要因はなく、当分の間は現状を維持すると予測する」とある。
49位までは京都市内が続き、京都市外で最上位にランクインしたのが50位の長岡京市開田4丁目だった。阪急京都線の長岡天神駅に近く、鑑定書は「最寄駅及び生活利便施設に徒歩圏内に位置し、利便性に優れる一般住宅地域である。周辺では農地転換による宅地供給も見られる。需要は堅調であり、地価は上昇傾向で推移するものと予測する」としている。