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ビジネス #半導体 異変

【中編】半導体エンジニアが激論「TSMCとアップルの本当のすごさ」、5年前からサムスン技術者の「ギラギラが減ってきた」意外な背景とは?

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INDEX

TSMCのFab18では主力の3nmプロセスの半導体を量産している(写真:TSMC)
前編に続く中編では、現場で感じるTSMCの本当のすごみや、半導体メーカーとしてのアップルの強さ、さらに半導体で苦戦する韓国サムスン電子に対し、数年前から顕著になった「変容」までを語り尽くした。
【座談会メンバー】
情ポヨ:半導体エンジニア。30年以上にわたり国内外にある多数の半導体企業とやり取りしている
A氏:半導体の製造技術に詳しい元半導体メーカー社員
B氏:半導体メーカーの現役設計エンジニア
C氏:アカデミアの設計エンジニア

TSMCはえげつない

――TSMCは、顧客への設計支援が充実している?

C氏:TSMCの本当の強さはここだと思う。彼らはファウンドリーとして、設計支援の関連企業をとてもリスペクトしている。

国内外にたくさん関連業者はあるが、日本ではTOPPANが有名だよね。設計しかやらないファブレスが、量産段階でTSMCとやり取りするための窓口になっている。生産管理とかの面倒をぜんぶみてくれるんです。

A氏:元々はフォトマスク(半導体に回路を焼きつけるための原版)を売るためにやっていたサービスだったけど、設計支援があってこそフォトマスクの販売をドライブすることができますもんね。

C氏:そう。TOPPANにとって、設計サービスは儲けるためじゃなくてあくまでフォトマスクを売るためのマーケティングなんだろうね。そしてTSMCは、TOPPANのような半導体設計を支援する企業を、売り上げ貢献に応じてTSMCのアライアンスに加えている。

TSMCでチップ試作をしたいという顧客は、そこに名を連ねているTOPPANを通すと、いろいろとメリットがあるんだ。

TSMCはそういうエコシステムの作り方がえげつない。抱えている設計者のレベルがとても高い。客がどういう情報が欲しいかがわかっているんです。「顧客がアクセスしやすいエコシステムをどう作るか」という発想に振り切って、そこからすべてのビジネスがスタートしている。

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