情ポヨ:TSMCと比べたら、ラピダスだけじゃなくてインテルや韓国サムスン電子のファウンドリーも同じだよね。両社とも、ずっと自分たちの製品だけを考えてきたから、この支援サービスがうまくできていない。
C氏:その意味だと、かつて日本の電機メーカーから半導体部門が切り離されることになったときにも、勝てるチャンスはあったんだと思う。それは、社内の設計の人間をファブ(工場)側に寄せること。
あの時はファブだけ切り離させられたようだった。これが結果として本当によくなかった。顧客と会話できる設計者がファブ側に残らなかったんです。ただこれはあくまで結果論で、あのときの経営判断としては無理だったんだろうなあ。
逆にいえばファブレスはファブレスで、工場での製造技術に詳しいプロセスエンジニアも雇っていますから。じゃないとファウンドリーとの会話ができず、下手すると言いなりになっちゃう。
B氏:確かに、ソシオネクスト(パナソニックと富士通の半導体設計部門が統合してできたファブレス半導体メーカー)には、富士通系のベテランのプロセスエンジニアもいますからね。
アップルの調達は“ガチプロ”
――ファブレスメーカーでも生産現場について知っておく必要がある?
情ポヨ:iPhoneやMacのための半導体を自社で設計しているアップルが強いのはそこだよね。彼らは自分で設計もできるし、プロセスエンジニアの部隊も持っている。だからこそファウンドリーに言い負かされず、丸め込まれないでビジネスができている。
B氏:アップルに転職していくエンジニアもいますよね。彼らは半導体メーカーのエンジニアとしてもちろんコスト構造もわかっているし、技術の話もガチンコでできる。
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