日本酒「季節でこんなに変わる」美味しい飲み方 ビジネスパーソンの教養としての日本酒知識
今年も残り1カ月を切った。寒くなってくると、日本酒が飲みたくなるという人も多いだろう。「ビジネスに関わる食事、宴席の場で、日本酒を楽しみたいというニーズは確実に増えている」と、『ビジネスエリートが知っている 教養としての日本酒』の著者である友田晶子さんは言う。実際、ある企業のトップ営業マンは、会社で日本酒について学ぶ研修を受けているそうだ。季節に合わせた日本酒の楽しみ方について、友田さんに紹介してもらった。
季節ごとに楽しめる日本酒
日本には、春、夏、秋、冬と四季があることから、食材の特徴を活かす和食(日本料理)にも四季が密接に関わっています。四季折々の旬の食材を使い、季節感を演出した盛りつけから、「目で食べる」料理ともいわれています。同じように日本酒にも、四季ごとの楽しみ方があります。
四季を感じられるお酒というのは、世界的にも珍しいのではないでしょうか。もちろん、ワインにもボジョレー・ヌーヴォーやホイリゲに代表されるような新酒がありますし、焼酎にも秋に収穫したばかりのサツマイモを使って造る新焼酎もあります。
しかし、春には春の、夏には夏の、秋には秋の、そして冬には冬の、それぞれの季節ならではのお酒ができ、市場に出回り、それを手にする人が「ああ、もうこの季節がきたか」と強く実感できるのは日本酒だけかもしれません。
会食や接待といった場面では、料理やお部屋の設えのみならず、いただくお酒にも季節感を取り入れたセレクトをすることで、場も盛り上がり話題が広がり、相手にもよろこばれるでしょう。
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