「死んじゃおうかな」をとにかく抜け出す処方箋 愚痴・弱音・泣き言をただただ書き続けてみる

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真っ白なページって、なんか威圧感ありますよね。もしくは、ただ白いだけの紙からそんなものを感じるのは私だけですかね? なんかわからないけど意識高そうな白いスーツを着た人に「さあ、キミはこの真っ白なキャンバスに、何を描くんだい? キミの頭の中を見せておくれよ!」とせっつかれている気分になってしまうのは私だけですかね?

同じ症状に見舞われている人がどれだけいるかわかりませんが、私なりの解決策をお伝えすると、例えば、時刻や場所、体の異常、目に入ったものなどから書き始めていました。

「現在の時刻は3:12。もうすぐ朝なのに全然眠れない」とか「腰が痛い。たぶん原因は〜で」とか「いまベッドの上で寝転んでこれを書いている」とか「さっき淹れたばかりのコーヒーから湯気が出ている」とか。

要するに、なんでもいいのです。「何書こっかな」って思ったら「何書こっかな」って書けばいいんです。別に誰かが読んで採点するわけでもありません。というか、自分が読み返す気すらサラサラないのですから。

と言いつつも、私も初日は時々手が止まってB4ノートを3ページ埋めるのに1時間かかっていたんですけどね。でも翌日、翌々日とページが進むにつれて、その種の抵抗はキレイさっぱりなくなりました。むしろ、頭の中の声があふれてきて、文字を書く手がそのスピードに追いつかないという感じで。

なに書いてもいい、と言われると逆に構えてしまうのは自然なことだと思います。最初はみんなそんなもんなんじゃないですかね。

書く頻度、文量

毎日書く必要はありませんが、ある程度の期間、継続して書く必要があります。

というのも、ヤバい状態の人は自分の感情や、好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないことなどがわからなくなっているのですが、日記を継続して書くことで「あれ、自分このことばっか書いてるな」とか「前も似たようなこと書いたな」と発見できるからです。

自分はどうしたら不快で、どうしたら気持ちいいのかが把握できるようになります。こうなると、人生に優先順位を付けることができ、優先順位が付けられるようになると最も望ましい未来を実現するための「具体的な行動」につなげることができます。

人が行動できないのは、迷いがあるからです。「本当にこれをやればうまくいくのか」「そもそも、自分はこんなことがしたかったのか」など、迷いがあると、行動を継続できず、挫折してしまいます。日記は、そのような迷いを吹き飛ばし、自分の気持ちいいことを教えてくれるすごいツールだと思います。

私は、ヤバいときは毎日、そうじゃないときは週1回くらいのペースで5年ほど続けていました。文量も、最初はB4ノートにびっしり改行なしで3ページ書いていたのですが、ヤバくないときは書いていてもあまり発見がない(自分で自分のことを結構把握できている)ため退屈で、数行で済ませることもありました。

でも別にいいのです。サボったからと言って誰かに迷惑がかかるものでもないし、サボった自分がダメなわけでもありません。必要ないから書かない、ただそれだけのことです。

さらに具体的なノートの取り方ついては次回に解説します。

■まとめ
・ヤバい時は「ノート」に頼ろう
・目についたものから書き始めてみる
・継続して書こう
※注1
ジュリア・キャメロンさんの著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(サンマーク出版)で提案している創造性を見つけるためのワークの1つで、毎朝ノートに思いついたことを書いていくだけで人生が変わるくらいにマインドや行動に変化をもたらすというもの。

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アルファポリスビジネス編集部

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