「死んじゃおうかな」をとにかく抜け出す処方箋 愚痴・弱音・泣き言をただただ書き続けてみる

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今回は、ぼっちでも1人でできる日記について詳しく書いていきます。

友達に愚痴れないコミュ障ぼっちは、書きまくればいい

私が一人暮らし中にマジでヤバかったとき、本当に助けられたのは、病院でもなく、お酒でもなく、同棲していた恋人でもなく、書くことでした。

(イラスト:アルファポリス)

病院に行くというのは、そもそもそんな発想がなかったですし(マジでやばいメンタルのときほど自覚がないので……)、お酒は一時的に気分を紛らわせるだけで根本的な解決策ではありません。翌日、体調悪くなるし。

そして、恋人に至っては「思っていることをそのまま言う」なんて当時の病んで自己無価値感に全身を乗っ取られていた自分にとっては、まったく、全然、断じて、丸っきしアリエナイことでした。嫌われたくない、捨てられたくない一心でめちゃくちゃ我慢してましたから。むしろ、それがメンタル不調の主要因だったと言っても過言ではないかも(笑)。ああ、鶏が先か卵が先か……(?)

頼れる人もなく、ひとりで死んじゃいそうになっていたとき、私を救ったのは日記でした。

正確にいうと、最初から日記として書いていたわけではありません。もともとは小説を書くために「モーニングページ」(※注1)というハックを本で読み、まねで始めたことがきっかけだったのですが、続けるうちに「朝に書く」などのルールを無視してただひたすら頭の中の声を書き出す作業へと変質していったという経緯があります。

文章を書くなんて、そんな難しい(面倒臭い)こと、自分にはできない! そういう人もたくさんいますが、その人たちは日記について誤解していると思います。

人に読ませて、何かを伝えるための文章にはお作法があり、場合によってはテクニックを要求されることもあります。しかし、日記というのはあくまでプライベートなものであり、論旨を明確にするとか、変な接続詞を使わないとか、綺麗な字で書くとか、後で読み返しやすいように適切な位置で改行するとか、そういう感じじゃないんですよね。

言うなれば、「何を言っても絶対に自分の味方でいてくれる友達に、マッコリ飲みながら愚痴る」という感覚に近いです。酔って愚痴るなんて、難しくて(面倒臭くて)できないという人はいないと思います。

やることは至極シンプルで、頭に浮かんだことをそのまま、一字一句変えずにノートに書き出す、というだけです。こんな最低なことを考えてると知られたら嫌われるとか、さっき書いたことと矛盾しているとか、まったく気にする必要はありません。

とにかく、ただ書くのです。

もちろん、書いているときにお酒を飲む必要はありません。大切にしてほしいのは、酔った勢いでしか言えないようなことも、全部、そのまま、加工せずに、吐き出すということです。取り繕った日記なんて何の意味もありません。

次ページ真っ白なページを前にすると、震えが止まらないという人へ
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