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日本再生のカギは「伸びる中堅企業」の選別育成だ 経済同友会・寺田副代表幹事に聞く産業界の選択

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寺田倉庫社長 寺田航平氏
寺田航平(てらだ・こうへい)/経済同友会副代表幹事(中堅・中小企業活性化委員会委員長)、寺田倉庫社長。。慶応大学卒業後に三菱商事入社。1999年に退社し、寺田倉庫取締役。ビットアイル創業などを経て、寺田倉庫社長。2023年に経済同友会副代表幹事就任(撮影:尾形文繁)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。本記事では、経済同友会の寺田航平・副代表幹事に中堅企業育成のカギを聞いた。

中堅・中小企業を底上げしていかないと日本経済を活性化することは難しく、雇用者全体が幸せになるためにも底上げは重要だ。ただ、すべての企業を同じように支援するのは難しい中、伸びる事業者を選択的に育てていくことが結果的に経済全体の成長につながる。

大企業も競争が激化し、かつてのように中小企業全体を支えることは難しい。国も中小企業とその従業員を守るために広く薄く支援してきたものの、日本では欧米と比べて中堅企業が成長して大企業になっていく比率が低い。新陳代謝を促して経済成長につなげるため、一定程度伸びている企業を集中的に下支えすることが必要だ。

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