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外資が食指、日本の中堅企業の人気が高まるワケ 買収の動機は技術力やシェアだけではない

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ニューヨーク証券取引所のモニターに表示されるKKRのロゴ
アメリカのKKRは日本の中堅企業の買収を重ねる(写真:ロイター/共同)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。

日本の中堅企業の買収に関心を持つ海外の企業や投資家が増えている。

経営コンサルティングを手がけるコーポレイトディレクションの是枝邦洋・中国法人代表は「日本市場を開拓したい中国企業からの問い合わせが急増している。日本の中小・中堅企業の買収に関心を示す人も多い」と話す。

日本は世界4位の経済大国で、人口も世界で12番目に多い。市場規模は大きく、日本を重視する海外企業は少なくない。

6割弱がPBR1倍未満

日本の中堅企業の技術力やシェアも注目されている。アメリカの投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下で、クレーン用吊り下げ器具を製造するクロスビーグループが、日本の中堅企業、キトーにTOB(株式公開買い付け)を実施したのは2022年。翌年に両社は経営を統合した。

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