
微粒化装置と杉野副社長。水に混ぜた原料同士を超高速でぶつけ合い、粒径ナノメートルサイズまで細かくできる(写真:スギノマシン)
日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。
スギノマシン|未上場(富山県滑川市)
[業 種]製造業(工作機械)
[設 立]1956年
[代表者名]杉野良暁
[売上高]276億円(2024年3月期、グループ連結)
[従業員数]1420人(グループ)
6つの「超技術」(切る・削る・洗う・磨く・砕く・解<ほぐ>す)を核に、マシニングセンタ、ドリルマシンなど機械装置を製造する。主力商品のウォータージェット技術を使った切断・洗浄装置では国内トップ級のシェアを誇る。276億円の売上高の約半分を海外が占め、顧客企業数は常時取引だけでも国内外で約5000社に上る。
富山県滑川市に本社・開発機能を集約し、約8割もの製造を行う。世界の各市場でニッチトップを獲得する「グローカルニッチリーダー」戦略を取る。
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