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経産省幹部が語る「中堅企業支援」の国家戦略 3年で3000億円を補助、経済対策で支援拡大も

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経済産業省 経済産業政策局長 藤木俊光氏
藤木俊光(ふじき・としみつ)/経済産業省 経済産業政策局長。1988年東京大学法学部卒業、通商産業省(現経産省)へ。富山県知事政策室長、経産省商務・サービス審議官、官房長などを経て2024年から現職(撮影:梅谷秀司)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。本記事では、経済産業省の藤木俊光・経済産業政策局長に中堅企業支援の国家戦略を聞いた。

日本は長期停滞時のコストカット型から成長型の経済に変わる転換点だ。政府としても成長投資を後押しする必要がある。国内でしっかり投資して地域を支える存在に中小企業より少し大きく、大企業を上回る成長力を持つ企業群があり、それらに焦点を定めるために中堅企業カテゴリーをつくった。

これまで投資が海外に流れていた面があるが、現在は国内で高い水準の設備投資が続いている。賃上げ率も30年ぶりの水準だ。中堅企業の支援はこの流れを確固たるものにしていくためだ。また研究開発投資やリスキリングなど人材投資も支援し、日本でイノベーションが起きる環境づくりもしていく。

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