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伸びる地方中堅企業「収益性」100社ランキング 「税引き後利益」と「売上高利益率」で集計

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強い企業はどこか? 本誌が取り上げた100社を、複数の指標でランキング。

グラフやファイルの資料とビルの模型
(写真:kou / PIXTA)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。

約9000社を数える日本の中堅企業から、本誌が選定した100社。その会社の強さを測るべく、6つの指標でランキングを作成してみた。

ここでは「成長性」「生産性」「収益性」「安全性」という、標準的な財務の分析枠に即して見ている。なお、業績や従業員数は単体決算ベース。入手可能な直近の決算データに基づいている。

ニッチ、高シェアで優勢

3つ目と4つ目は収益性を測る指標である税引き後利益売上高利益率。ここでも首位はレーザーテックだが、2位は医療用医薬品で中堅の日本新薬(京都府)だ。泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患に自社創薬のリソースを絞る「選択と集中」を行う。

税引き後利益、売上高利益率ともにトップ10社に入っている竹内製作所(長野県)は中堅建機メーカー。1971年にミニショベルを初めて開発し、同分野で世界2位。高い市場シェアに加えて、欧米向けの売上高が大半を占めるため、円安効果を満喫する。

スギノマシン(富山県)も高シェアが奏功している。国内首位級の超高圧水切断装置など、技術力が武器の顧客志向ビジネスで売上高の約半分は海外で稼ぐ。

また、近年の海運市況の好調を受け、名村造船所、大島造船所といった準大手造船会社の業績も好調だ。

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