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初の女性社長は老舗電線メーカーをどう変えたか 株価は直近1年で2倍超、株式市場で注目度向上

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SWCC社長 長谷川隆代氏
長谷川隆代社長は研究開発出身で博士号を持つ(撮影:風間仁一郎)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。

SWCC(旧昭和電線HD)上場(神奈川県川崎市)

[業 種]電線・ケーブル
[設 立]1936年
[代表者名]長谷川隆代
[売上高]1478億円(2024年3月期、単体)
[従業員数]1437人(単体)

電線・ケーブル、光ファイバーなどを扱うSWCC。電線御三家と呼ばれる住友電気工業、古河電気工業、フジクラと並ぶ老舗メーカーだ。

ただ、売上高は御三家の8000億~4兆円規模と比べ小さい(2024年3月期2139億円)。世界的には業界中堅と扱われることもある。昨2023年4月に昭和電線ホールディングス(HD)から現社名に変更した。

SWCCの株価は直近1年で2.2倍に急騰し、株式市場で注目を集める。経営改革を断行し、業績が上向いているからだ。

改革を主導したのは2018年に就任した長谷川隆代社長だ。同社初の女性社長でもある。

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