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自社PBが高成長、大阪地盤「雑貨卸」の商売人魂 業界の常識にとらわれない自由な発想で勝負

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商品が並ぶ展示フロア
本社ビル内に展示フロアを設け、小売り向けに“売れる売り場”を提案(写真:ドウシシャ)

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日本経済を活性化させるための起爆剤として「中堅企業」への関心が高まっている。本特集では、誰もが知る有名企業から意外なニッチトップ企業まで日本各地で飛躍している中堅企業の現状や、彼らを取り巻く環境の変化、注目企業ランキングなどをお届けする。

ドウシシャ|上場(大阪府大阪市)

[業 種]各種商品卸
[設 立]1977年
[代表者名]野村正幸
[売上高]962億円(2024年3月期、単体)
[従業員数]820人(単体)

「ゴリラのひとつかみ」。なんとも物騒なネーミングだが、実は女性に人気のふくらはぎケア機器だ。強いエア圧力で締め付けられ、「痛気持ちいい」「病みつきになった」という若い女性ユーザーが続出。2024年2月の発売から4カ月で50万個超を売り上げるヒットとなった。

開発したのは大阪地盤の雑貨卸・ドウシシャ。1974年に日用雑貨の卸として創業し、自社企画・開発のPB(プライベートブランド)品に進出。今ではPB品売り上げが卸売りを上回るほどの収益柱に育った。

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