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伊藤忠・岡藤会長を直撃「セブンに協力したい」 セブン&アイMBO「伊藤忠出資」説の真意は?

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セブン&アイ・ホールディングスへの出資報道について、伊藤忠商事の岡藤正広会長CEOが東洋経済の取材に口を開いた。

岡藤 正広(おかふじ・まさひろ)/伊藤忠商事 代表取締役会長CEO。1949年大阪生まれ。1974年東京大学卒業後、当社入社。一貫して繊維の営業畑を歩む。2004年常務取締役・繊維カンパニープレジデント。2010年代表取締役社長。2018年から現職(撮影:今井康一)
11月13日、セブン&アイ・ホールディングスは創業家から買収提案を受けていることを発表した。創業家と伊藤忠商事などが3兆円程度を出資し、銀行融資と合わせて9兆円規模の巨額MBO(経営陣による買収)となる可能性も報じられている。
セブン&アイはカナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールからも7兆円規模の買収提案を受けており、これに対抗する形での買収提案とみられる。
出資者の一角として報じられている伊藤忠はセブンと深い関りを持つ。そもそもイトーヨーカ堂がアメリカのサウスラウンド社からセブン-イレブンのライセンス契約を結ぶ際にパイプ役となったのが、伊藤忠・元副会長の故・J.W.チャイ氏だった。伊藤忠系の食品卸である伊藤忠食品は、現在も酒類を中心にセブンと取り引きしている。

伊藤忠によるファミリーマート買収で一時、セブンとの間には隙間風が吹いたと言われるが、2010年に社長に就任した岡藤正広氏は、当時のセブン&アイ会長・鈴木敏文氏との関係改善に尽力した。
その岡藤会長CEOが11月14日、東洋経済の取材に応じた。12月2日(月)発売予定の『週刊東洋経済』商社特集の関連記事として、先行してお届けする。

――セブン&アイへの出資の可能性が報じられました。どのような状況でしょうか。 

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